トップ > 初級イラストレータ講座 > インタビュー
そう言っていただけると非常に嬉しいですね。私は普段、公共職業訓練で講師をしてオフィス系や、プログラミング系などを中心に講義しています。講師歴は12年を超えました。幅広い年齢層に対応してやってきましたので、初学者の方にとって分かりやすいと感じてもらえるのかもしれません。
一般的にはカタログやチラシ、ロゴなどを作成するAdobe社のソフトです。印刷物だけでなく、Web用の素材なんかも作れたりします。使い方次第で色々と応用できる優れたソフトです。
基本操作を徹底的に教えます。そしてイラストレータの操作に慣れてもらいます。当たり前のことなのですが、非常に重要です!
幅広い分野の方が参加されていますね。例えば、普段イラストレータは使っていなくて印刷屋とのデータのやりとりで使うくらいだったけれど、自分でちょっとした手直しをしたいという方もいました。また展示会用のチラシを自分で作りたい!と意気込んで来られる方もいました。アンケートの集計結果を見ると職種に関してもバラバラで営業職、技術職、経営者など幅広く受講されているようです。
そんなのありました?いやぁ、私はいつも通りやっているだけなのですが…、たまに方言が出ているようですね(笑)。
「専門用語」が挙げられます。ペースト、リフレクト、シアー、アンカーポイント等々。覚えるべき用語は少なからずあります。講義の中では難しい用語はなるべく使わないようにしていますし、使う場合は分かりやすい日本語に置き換えるよう心掛けていますのでご安心ください。
次に「パス(アンカーポイント)の操作」でしょうか。「ペンツール」と並ぶイラストレータの肝なのですが、始めは慣れない人が多いですね。そんなことアンカー?!と思うかもしれませんが頑張って数をこなしましょう。
個人的には「ブラシツール」がオススメです。種類豊富で手軽に使えて、且つ見栄えが劇的に変わります。何でもかんでも一から作るのは手間が掛かりますからブラシツールのような便利な機能は積極的に使っていくべきだと思います。ちなみに講座に参加された方にはブラシツールの一覧表をデータでお渡ししていますので、じっくり眺めて自分に合ったものを使ってほしいですね。
あとはイラストレータに限ったことではないですが、「ショートカットキー」を覚えるのがオススメです。コピー、取り消し、繰り返し…(省略)、操作が格段に早くなります!初回の講義で使用頻度の高いショートカットキーの一覧表をお配りしてたりなんかもします。
先ほどお話ししましたが、難しい用語は使わないことですね。できるだけ平易な分かりやすい言葉を使うように心掛けています。あと操作(体験)が中心になるように考えて時間配分していることでしょうか。限られた時間ですから受講者の方が長い時間操作できるように配慮しています。
私自身のことですが、該当する講座以外の知識を頭に入れておくよう努力しています。例えばキャッチコピーの作り方や文字のジャンプ率(画像や文字の大きい部分と小さい部分の比率のこと)の付け方、配色の基本などでしょうか。イラストレータの機能には直接関わりないけれど知っておけば何かのタイミングで活かすことができるものだと思っています。講座で私が教えるのはイラストレータの基本操作ですが、受講者の皆さんはそれを使って何かを作るわけです。その「何か」を作るアドバイスができるようになりたいと思っています。
こればっかりは地道にやるしかないですねぇ。毎日30分でも触ることが大事。そして作りたいもの(目的)を見つけましょう。目的があればそのための手段を考えるわけで、作りたいものを見つけることが重要です。
平成25年11月